MOCA、ヒロシマ

小森はるか+瀬尾夏美の展示を見にMOCAへ。広島市現代美術館、ほんとうに毎回展示が素晴らしいです。常設展がとても良い。 ○常設点と広島 ヒロシマにまつわる作品がB1の展示室にあるけど、原爆の記憶だけではなく原爆以前の広島、原爆投下の一因でもある「軍…

私の10月6日

BBCアプリの通知機能をONにしているので10月6日(時差で6日だったと思う)に数百人が死亡という通知が来ていてはっと息を呑んだのを覚えている。数百人死亡、という文字に衝撃を覚えどこで、誰がという情報を全く覚えていないけれど 7日のハマスの攻撃の速報…

ある日の日記

私が生まれたときには、もう世界は十分すぎるくらい壊れていたんだなということを近頃ひしひしと感じます。最近の世界情勢(2つの ‘戦争’や’地球沸騰’)をみて大人の人たちは「これまでのボロが出てきた」と言います。 だけど、その「ボロ」は本当に最近出…

ガザで、西岸で起きていることについて

「遠い国で起こっていること」だと日本に住んでいる多くの人は思っているでしょう。私の知り合いの多くは、おそらく関心は持っている(と信じている)けれど、それより多くの「一般の」人々は、ガザがどこかすら知らないんだろう、と思う。私は正直、日本社…

逃げられない人々の生活について

私が広島出身であることの意味を 原爆の教育を受けたこの記憶を 外国人被爆者の存在を大人になるまで知らなかったという事実を 同じ国でフクシマが起こってしまったという反復を この頃よく考えている ドイツに留学中にウクライナで戦争が起こったこと 最寄…

しきたりから逃れる

金子光晴の文章が好きだ。文章を読んでいて、こんなに考え方に共感することができる作家は初めてだ。何も目的はないけど、とにかく日本から抜け出したくて、だけど立ちはだかる海に、「ここは閉ざされている」と逃げられなさを感じる。いざ抜け出してみても…

倒壊と紙吹雪

色々な人と話すことが多くなると、相手によって自然と自分の口調や仕草が変わったりする。八方美人をしているわけではなくて、私の場合むしろ逆。好意的な感情を抱く友人・知人に対してぎこちなくなったり、あまり好意的に思っていない相手にはなおさらムッ…

過去と未来

「ときに未来の家は、過去の家よりも、堅固で、明るく、ひろびろとしている。」 過ぎ去ったもの、経験したものというものは主観や記憶の強度によって、夢想よりも夢想的なものになってしまう。ある方向を目指して夢想された未来はそれ自体確固とした存在とし…

似ている

カサノヴァが理想の人形と踊るワルツと早春に理想の少女のパネルを持ってプールに沈む少年は崩れ落ちてマネキンを海に誘う

清水宏の映画について

清水宏の映画を三つほど見た。『簪』.『ありがたうさん』.『按摩と女』。 按摩と女が一番好きだった。全体的に流れるような映像だなと思った。音楽のような、ひとまとまりとしての印象が後に残る感じ。だけど、按摩と女では特に、バストショットで女性が映る…

いまみているもの

昼間 窓の銀河 赤道

台湾風玉子焼き

つくった、おいしい

夢日記

田舎の一軒家にいた。人を殺したのか、殺された人がいたような感じだった。偽物の母と一緒に、後から来る妹と父がそれに気づかないようになんとか隠蔽した。 偽物の家族と旅行に行こうとしていた。 もう一人弟か妹ができていたけど、その赤子は気味の悪い奇…

見つけた 何を?

青年は太陽が恋しい

かがやく

無意識でいることは重要なことなのだけど 無意識でい続けてしまうことはいけないことだ そのまま思考も何もかも溶けて無くなってしまう ひとときの忘却があることによって思考のきらめきがあるのだろう だけど無意識でい続けてしまうことから逃れることは、…

菓子パンとメロンソーダ

こころの穴に菓子パンをねじ込んで 機嫌と腹の虫を抑え込んで、 ウイスキーグラスでメロンソーダを飲んで、 新聞を読みながらほろ酔いになるような気がしてるんだ 頭が割れるような音楽を聴きながら 世界に思いを馳せるけど 君の爪痕しか残らないんだ credit…

夢想

ポールアンドジョーが、ムンク「叫び」とコラボ! 期間限定デザイン!

副作用で、ねむいね さむくて夢心地 今日はハロウィンじゃなかった?

浮草

赤 女 海 音 あんなに肉感的な小津映画ははじめてみた、映画館で観れてよかった

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小津映画をみに大阪へ 赤いスカートを履いていく

ジャン・ジュネとヴィスコンティの頽廃

花のノートルダムを読み、イノセントを観て 頽廃の超過は聖性をもつことができるのか。 ジュネの頽廃は一見環境的なもののように思われるけれど、みずから頽廃の海へ身投げをしている。好んで溺れている。 ヴィスコンティの頽廃は、本人が崩れてしまっている…

テオ・アンゲロプロス

下書きに映画の感想がたまってきたからちょっとだけ発散する。 テオ・アンゲロプロスの、どんなところが好きなのか考えた たぶんそれは、他のどんな監督よりも、この人の作る映像が幻想的だからなんだと思う。描いているものが、どんなに悲惨な現実であって…